Vol.4 永嶋 節子さん

永嶋 節子さん インタビュー
ハーブランドシーズン主宰
http://www.herblandseason.com/

自然豊かな環境に恵まれた幼少期を経て、自然に接する生活を信条とする。
生地である新潟市赤塚にある、ラムサール条約登録湿地の佐潟のほとりでハーブ農園を運営。
絶滅危惧種の保護活動や自然環境の保全活動に参加。

資格
NPO ジャパンハーブソサエティー
  • 上級ハーブインストラクター
  • ハーブインストラクター養成 認定校
  • 初級園芸福祉士
ハーブとの出会いを教えて下さい。
非農家から農家へ嫁ぎ、毎日忙しく畑仕事をしていたある日ラジオから広田せい子さんの声が聞こえてきました。
日曜日の朝、カモミールのお風呂に入る … まぁなんて素敵なんだろうと思いました。
そして自分もやってみよう、と思ったのが30歳の頃でした。

農業は生活のため、ハーブは自分や家族の心と身体を癒してくれるものとしてハーブ栽培を始めて5年くらい経った頃に、姑の体調が低下しました。
原因は精神面に依るところが大きかったので、改善できたらと願ってラベンダーを植えました。
お風呂に入れてみたら、それまで気難しい顔をしていた姑の表情が一変、しばらく振りに見せてくれた柔和な表情をしていました。
私も畑仕事の帰りにハーブ畑に寄ると、どんなに忙しくしていてもリセット出来る …
ハーブには人を元気づける力があると感じました。
ハーブ畑に立ち寄ると、必ず子供達が気づいてくれました。
私の笑顔と、エプロンから良い匂いがしていたからでした。
ハーブを学び資格を取ったきっかけは何ですか?
ハーブを通じて、様々な問題を抱える人に会いました。
お子さんが弱っている家庭では、お世話をする人が元気にならなくてはいけないと強く感じました。
大病気の人は病院へ行くのがベストでしょうが、普段の体調管理程度ならハーブが一番良いと確信してそれを伝えたいと思いました。
ちょうど私生活が大きく変わる時期で、何か仕事をして自活していかなくては、と思っていたときにたまたま受験していた上級インストラクターの合格発表があり、この道で頑張ってみようと思いました。
ハーブをビジネスとして成功していく秘訣はありますか?
0円からのスタートでした。
食べて行くための収入に、人を増やすためのコスト計算をしながら運営しました。
年間数十万円ずつ業績を伸ばすことが出来ました。
そしてやはり一番の商品は講座と考えて、生徒さんたちが「ハーブってなんて素敵なの」と思っていただけるような講座を提供しました。
JHSのハーブインストラクター養成講座は、お料理やお茶、クラフトや健康などについて、広く学べるので、女性にとっては素晴らしいアイテムだと思っています。
それと、自分の生い立ちや生活環境を見つめ直すことも良いですね。
そこには自分らしさがたくさんあると思います。
私は田舎育ちですが、そこには自然という宝物があった、今では田舎に生まれて良かったと実感しています。

新潟駅の近くに、マクロビの食事とハーブを提供する2号店を開店しましたので、今後はこちらでも講座を開催したいと考えております。
これからハーブを学び、指導者になりたい人へのアドバイスをお願いします。
自分自身が楽しめることが一番大事です。
まず自分の好き嫌いや得意分野を見定め、さらに磨きをかけていくこと、そして資格を持ったら、自分を表現できる楽しい場、人を楽しませることのできる出会いの場として、小さな講座でも良いので、いろいろな分野にチャレンジしながら諦めずに頑張ってください。
永嶋 節子さん インタビュー