花壇整備による地域貢献

小学校での屋上園芸をサポート

東京都世田谷区の小学校で、まだ冷房の入っていない10年前、教室が暑いのを何とかしてほしいと頼まれ、小学生自らが係わる屋上緑化をスタートさせました。
ここで、1年生120名ほどで園芸を楽しむ活動をサポートしています。

土厚10cm程度の屋上緑化用パレットに、ミント類、ローズマリー、スイートバジル、ステビア、ラムズイヤー、レモングラス、チャイブなどのハーブのほか、その年々によって、サツマイモ、ジャガイモ、サトイモ、ショウガ、ニンジン、カブ、ラディッシュ、ミニトマト、ピーマン、エダマメ、サヤインゲン、ラッカセイ、ネギ、イチゴ、古代米など、いろいろなものを有機栽培しています。
自分たちで種まきをし、育苗して、植え付け、収穫までを体験します。

月に1度あるかないかの関わりですが、1年生の皆は前回やったことをしっかりと覚えていて、毎回楽しい時間を共有しています。
10年前はバジルを知っている1年生は少数派でしたが、今では知らない児童が少数派で、ハーブの普及の進んでいることも実感しています。

環境教育、理科教育、情操教育、園芸教育はもとより、食育や香育、ハーブ育にも貢献しています。
児童がおうちへ帰って、保護者の方に、今日こんなことをしたとお話ししてくれることがなによりの成果です。

集合住宅屋上のコミュニティガーデン活動をサポート

東京都荒川区の集合住宅屋上に作られたコミュニティガーデンで、ここの管理・運営を手伝ってほしいと頼まれ、以来、10数年にわたって住民らによる園芸をサポートしています。

300世帯の住民の1割にあたる30世帯の住民が、クラブ活動として、毎週末集まって、園芸を楽しんでいます。
このガーデンはフレグランスガーデンという名前で、ラベンダー類、ローズマリー、タイム類、チャイブ、ミント類、レモンバーム、ローズゼラニウム、レモングラス、カモミール類、ミョウガ、オリーブ、ベイなど、多くのハーブのほか、ブドウ、ブルーベリー、キンカン、ユスラウメなどの果樹、バラ、フジ、ツツジなどの花木もあり、このほか季節ごとにたくさんの野菜を有機栽培して楽しんでいます。

このクラブの皆さんは、コミュニティガーデンを管理しているだけでなく、集合住宅全体行事のお世話役としていつも中心になって活動しており、マンション全体のコミュニティ形成に大きく貢献しています。

東京支部会員 木村 正典