Vol.6 外山 たらさん

外山 たらさん インタビュー
NPO ジャパンハーブソサエティー 顧問
NPO 日本コミュニティーガーデニング協会 会長
グリーンアドバイザー東京 顧問
日本特産農産物協会 認定マイスター
NHK趣味の園芸 “やさいの時間” 講師
ハーブとの出会いを教えて下さい。
学習院大学卒業後、米国西海岸ロスアンジェルスの映像系カレッジに留学していました。
1960年代は米国西海岸で “Back to nature” 運動が盛んで、大学の友人たちにはヒッピーが多く、彼らの家に行くとさまざまな香りのある植物が庭に植えられていました。
それがハーブ類で、ヒッピーたちは幸せな暮らしの象徴としてハーブ類を栽培していました。
当時流行したサイモンとガーファンクルの歌 “スカボロフェア” にも “Parsley, sage, rosemary and thyme” とハーブが歌われています。
これが私とハーブの出会いです。
ハーブにまつわる思い出を教えて下さい。
帰国後、広告会社に映像クリエイティブディレクターとして勤務しました。
当時はバブル時代で広告予算も豊富だったので海外ロケが多く、ロケの合間を見てハーブの原生地を見て回りました。
プロヴァンス、インドのデカン高原、ハワイなどその土地の気候風土がハーブを独特な香り、姿に進化させていったことを学びました。
ハーブの好きなところはどんなところですか?
私はPOTAGERで農作業をしていると言葉では表せない幸福感に包まれます。
これは私の五感を大自然のパワーが優しく抱いてくれるからだと思っています。
そして私の五感と大自然のパワーを結び付けてくれるのがハーブだと思います。
ハーブをビジネスとして成功していく秘訣はありますか?
私は20年前、東京・青山に “㈱ハーブとアートのギャラリー LA TERRE” を設立し、現在も続いています。
経営状態は20年間、赤字、黒字を繰り返し、よくつぶれなかったものだと自分自身不思議に思っています。
現在全国各地にハーブ関連のショップや生産者がいらっしゃいますが、ほとんどの皆さんは私同様、ほぼトントンの経営状態だと思います。
私が20年間、会社を維持できたのは “本当にハーブを愛し、ハーブもそれに答えてくれたから” だと思います。
JHS会員になって良かったと思う事を教えて下さい。
20数年前、私の恩師 “高橋 良孝” に出会えたことです。
インターネットなどの情報源のなかった当時、先生は様々なハーブの知識を私に与えてくれました。
そして最高の教えは “少年のような心でハーブに接すれば、ハーブがすべて答えてくれる” でした。
現在、どの様な活動をしていますか?
昨年9月からNHK趣味の園芸 “やさいの時間” のレギュラー講師をつとめさせていただいています。
幸い視聴率も好調で視聴率が下がらない限り、レギュラー講師を続けていけそうです。
やさいの時間の “ポタジェ” の放送は、毎月第4日曜日午前8時NHK・Eテレと同じく第4月曜日午前10時15分NHK総合TVですので、視聴率維持のためのご協力 “切にお願い” 申し上げます。

その他の活動はNPO日本コミュニティーガーデニング協会の活動で、各コミュニティーでの定期講座、小中学校や幼稚園児のための総合学習、あのデング熱で有名になった代々木公園ハーブガーデンの維持管理をおこなっています。

今後どのような事をやっていく予定ですか?
現在NHKで放映中の “POTAGER” を日本全国に広める活動を行っていきます。
ハーブ、野菜、エディブルフラワーを混植するポタジェは日本の風土気候に合った手法だと思います。
日本全国に飛んでいきますので、ぜひ呼んでください。
E-MAIL: toyama888@rf7.so-net.ne.jp
これからハーブを学び、指導者になりたい人へのアドバイスをお願いします。
“Try it, you’ll like it” です。
外山 たらさん インタビュー

NHK趣味の園芸 “やさいの時間” の撮影現場です。

外山 たらさん インタビュー

やさいの時間 講師・スタッフ懇親会の写真です。前列右端に坂出 富美子先生もいらっしゃいます。

外山 たらさん インタビュー

2015年4月幕張メッセで開かれた “日本フラワー&ガーデンショー” で子供たちにポタジェの植栽を教えました。

外山 たらさん インタビュー

松山の講座にて。